Webライター業もぼちぼちと軌道に乗ってきたので、ここらで作業環境を整えてやろうと考え始めたのは10月下旬。
それまでノートパソコンで仕事をしていましたが、ちっこい画面にイライラ。検索用のタブと執筆用のタブを開いたり閉じたり、開いたり閉じたり、開いた(ry
鬱陶しすぎました。あとは、マウスの滑りがイマイチ悪いとか、いろいろとうんざりなところがあったので、いざ改善!
購入にあたり、Webライターに最適な環境を熟考したので、おすすめアイテムも紹介しちゃいますよ。
【Webライターの必須アイテム①】PCモニターの選び方
兎にも角にもモニターですよ!Webライターは絶対使った方がよいです、本当に。
何がよいかって、メリットはたった一つ。
作業スペースが増えるから
これだけです。だけど、PCモニターを追加すると、面白いように捗るんですよ。
何度もタブを開いて閉じてを繰り返す必要はなくなり、モニターに検索タブを2画面表示しながら、本体の画面で執筆すると快適も快適になりました。
PCモニターを選ぶときのポイントは5つ。
- モニターアーム取り付けの有無
- モニターの見え方
- 画面の明るさ調節
- モニターの大きさ
- 価格
モニターアームって何?って人もご安心を。ひとつひとつ解説していきますよ。
ポイント①モニターアーム取り付けの有無
モニターアームは、PCモニターの高さを自由に調節するために用います。
画像のようにモニターの背面に取り付け、机のふちなどに挟んで使用します。
しかし、すべてのPCモニターにアームが取り付けられるわけではありません。モニターアームが取り付けられるのは、VESA規格のPCモニターだけです。
VESA規格とは、ディスプレイなどの映像機器とアームやスタンドを固定するためのねじ穴の間隔を国際標準規格で定めたものです。VESAマウント規格ともいいます。
ノートPCとモニターを横並びにしたり、縦並びにしたりするときには高さ調節にアームが必要です。VESA規格のモニターでないと、アームやスタンドが付けられない可能性があります。
ポイント②パネルの種類
パネルに種類なんてあるの? と思いますよね。私も思っていましたが、あるらしいんですよ。
パネルの種類は主に3つ。
IPS | VA | TN | |
色再現性 | 高い | 低い | 低い |
反応速度 | 普通 | 遅い | 速い |
視野角 | 広い | 普通 | 狭い |
価格 | 高い | 普通 | 安い |
視野角は、パネルを斜めから見たときに見える範囲です。視野角が広いと角度を変えても画面が見えやすく、狭いと角度を変えると見えないことがあります。
パネルの性能はIPS>VA>TNになるのがおわかりいただけると思います。
IPSは価格が高いことがデメリットですが、実はIPSでも1万円以下で販売されているものも。おすすめのIPSモニターは後でご紹介します。
ポイント③画面の明るさ調節
Webライターにとって、画面の明るさ調節は必須です。明るすぎると目が疲れやすくなります。
PCモニターは画面の明るさや色味、ブルーライトの調節ができるものもあります。調節が細かくできないモニターもあるので注意が必要です。
ポイント④モニターの大きさ
PCモニターを買うときに迷うのが、大きさです。
大きい方がよいわけではありません。モニターが大きすぎると、視線の移動が多くなり目が疲れるからです。
13〜15インチのノートPCで使用するなら21.5インチがおすすめ。15〜17インチのノートPCなら、23インチでもよいかもしれません。
デスクトップPCの場合は、既存のモニターと同じモデルにするとストレスなく使えます。同じモデルがない場合は、同じサイズの別モデルでもよいでしょう。
ポイント⑤価格
Webライターは調べものと執筆ができれば、何万円もする高価なモニターは必要ありません。1万円前後のモニターで十分です。
中国や韓国のメーカーは安いのですが、品質がばらつくこともあります。できるだけ大手メーカーのモニターを選ぶことをおすすめします。
具体的にはASUSやAcer、LG、HP、PHILIPS、Dellです。
WebライタにおすすめのPCモニター
Webライターが使うPCモニターは、下記のポイントを満たしたものがおすすめです。
- VESA規格
- IPSパネル
- 明るさ・色味の調節機能あり
- 21.5インチ(ノートPCの場合)
- 価格は1万円前後
- 迷ったらASUS、Acer、LG、HP、PHILIPS、Dellから選ぶ
私が購入したPCモニターはこちら。
HPの9YF44AAというモデルです。上記のポイントをすべて満たしており、Amazonの評価も高かったので選びました。
2カ月ほど使用して、不具合はなく快適に使用できています。
明るさ調節が細かく設定できるので、ノートPCと同じくらいの色味にして使っています。非光沢で写り込みもなく、画面も見やすいので満足です。
実は、最後まで迷っていたモデルもありました。
ASUSのゲーミングモニターです。
ブルーライトカットフィルターが付いていてVESA規格、サイズバリエーションもあり、価格も安い。ただし、IPSパネルではなくTNパネルであることが気になり、購入には至りませんでした。
Webライティングに使うならTNパネルでも問題ないかなとは思います。同じくらいの価格でHPのモニターが完璧だったので、そちらにした経緯があります。
また少し難がありますが、こちらもおすすめ。
PHILIPSの221E9/11です。
IPSパネルでブルーライトカット、何よりコスパの良さがウリです。VESA規格でもあるのですが、実はねじ穴の位置が悪くモニターアームが取り付けられないデメリットがなければ、私はこれを選んでいました。
どうやら、いろいろと加工しないと取り付けられないようです。レビューを見てもらうとわかりますが、皆さん工夫されている。
モニターアームを付けない! と固く心に誓っている人は、このモニターがおすすめです。
【Webライターの必須アイテム②】キーボードの選び方
Webライターになくてはならないのが、キーボード。
こだわりはないという人もいるかもしれません。
でも、ちょっと待って!
毎日毎日キーボードを打ち続けるのに、こだわらなくていいのですか?もっと打ちやすいキーボードがたくさんあるというのに!
しかも、Webライターは1日何万字と執筆します。その分キーボードを叩くことになり、ノートPCのキーボードが壊れやすくなります。
ノートPCに搭載されているパンダグラフ方式のキーボードの打鍵耐久性は、約1000万回といわれています。1000万回も打たないだろ! と思いますが、実際はどうでしょうね……。
1日1万字書いたとして、私はそれ以上の回数バックスペースを押しているのではないかと思っています。エンターキーとか勢いよく叩いちゃってますしね。
ポイント①キーボードの種類
キーボードの種類は4つ。
- メンブレン式
- パンダグラフ式
- メカニカル式
- 静電容量無接点方式
一般的なデスクトップPCに付属されているようなキーボードはメンブレン式、MacやノートPCのキーボードはパンダグラフ式です。
メンブレン式 | パラダグラフ式 | メカニカル式 | 静電容量無接点方式 | |
打鍵耐久性 | 約1000万回 | 約1000万回 | 約3000万〜5000万回 | 約5000万回以上 |
消音性 | 普通 | 静か | キースイッチによる | 静か |
打ち心地 | イマイチ | まあまあ | 好みのものに変えられる | 良い |
価格 | 安い | 安い | 普通 | 高い |
キーボードの種類の違いは基盤の構造なのですが、ここでは割愛します。
Webライターには、メカニカル式や静電容量無接点方式のキーボードをおすすめしたいです。
メカニカル式は、キースイッチの種類を選べます。キーの軽い順に、赤軸(リニア)>青軸(クリッキー)>茶軸>黒軸です。
ミスタイプを減らしたいなら黒軸、指の疲労を軽減したいなら赤軸を選びます。
ポイント②ワイヤレスか有線か
WebライターはノートPCを使ってる人も多いと思いますが、困るのがUSBポートが少ない、あるいはない場合。人気のMacBook AirはUSBポートがないので、有線のキーボードを選ぶときは注意が必要です。
その場合は、Bluetooth対応のキーボードを選ぶとよいでしょう。個人的には、途中で接続が切れたりしない有線のキーボードがおすすめです。
ポイント③テンキーとファンクションキーの有無
テンキーとは、キーボードの右端にある数字入力専用のキーのことです。
テンキーがないと数字が入力しにくいという人はテンキー付きのキーボードを選びます。なくてもよければ、スペースを削減するためにテンキーなしのキーボードを選ぶとよいでしょう。
ファンクションキーとは、キーボードの上部に並ぶ「F数字」と書かれたキーです。これがないとダメ、という私みたいなタイプの人は、ファンクションキーがないキーボードを間違えて購入しないように注意しましょうね。
ポイント④文字の配列
キーボードには、日本語配列とUS配列があります。一般的に使用されているのは日本語配列ですが、海外仕様のUS配列のキーボードも販売されています。日本語表示がなく、キーの配列も異なるので注意が必要です。
Webライターにおすすめのキーボード
キーボードは完全に好みなので、家電量販店で実際に押し心地を試すのが一番です。
あえておすすめするなら、Webライターの仕事を考えてキーが軽いメカニカル式がよいでしょう。
私が購入したのは、LogicoolのK835グラファイトです(画像はオフホワイト)。
メカニカル式なのに安く、デザインもよいのが購入の決め手でした。赤軸でキーが軽く、ずっと押していたいくらいに押し心地が良いのが特徴です。
Logicoolと迷ったのがこちらの、Razer製キーボード。
Razerもキーボードで有名なメーカーで、オリジナルのオレンジ軸を使ったメカニカル式のキーボードです。
パンダグラフ式で人気があるのは、Logicoolのワイヤレスキーボード。押しやすいようにキーが凹んでいて、指になじみそうです。
それから、いつかは欲しいPFUの静電容量無接点方式キーボード。
めちゃくちゃ押し心地がよいらしいんです。欲しいけど高い……。
【Webライターの必須アイテム③】マウス
だんだん疲れてきたので、サクッといきますね←
マウスの選び方は難しくありません。
- ワイヤレス機能の有無
- マルチペアリングの有無
- トラックボールの有無
ポイント①ワイヤレス機能
有線のマウスよりも、ワイヤレスモデルの方が品ぞろえがよいので、ほとんどの人がワイヤレスマウスを使っているかと思います。
実はワイヤレスにも2種類あります。USBレシーバーをPCに差して使うものと、Bluetooth接続のものです。
両者の違いは、USBポートを使用するかどうか。ノートPCではポートが少なく、差す場所がないこともあるでしょう。その場合は、Bluetooth接続のマウスを購入します。購入までにポートの数を確認してくださいね。また、Bluetoothマウスはこのあと説明するマルチペアリング機能が付いたものが多いのが特徴です。
ポイント②マルチペアリング
マルチペアリングとは、ひとつのマウスで複数台のパソコンやタブレットに接続できるタイプのマウスです。切り替えも簡単で、マウスを持ち変える必要がないのが便利ですね。
マルチペアリングを採用しているマウスは、Bluetoothで接続します。モデルによっては、USBレシーバー・Bluetooth両方で利用できるものもあります。
ポイント③トラックボール
トラックボールとは、マウスに付いたボールを操作することでカーソル移動ができるマウスです。マウス自体を動かす必要がなく、手首の負担が少なくなります。
トラックボールの分だけ、マウスが大きい点がデメリットです。持ち歩くには重いので、カフェなどで仕事をするWebライターには不向きです。
Webライターにおすすめのマウス
WebライターはノートPCを使っている人が多く、マウスを使う人は少ないのかもしれません。
でも、ノートPCのトラックパッドって使いにくくないですか?
ドラッグしてるのに、いつの間にか指が離れて思わぬ位置に挿入されてしまったり……。私はストレスにしかなかなかったので、マウスを使っています。ショートカットキーも苦手で使いこなせないし、マウスに頼る方が楽だと悟っています。
今まで普通のUSBレシーバーのマウスを使っていましたが、新調するにあたり重視したのは以下のポイント。
- トラックボール
- 価格は5000円以内
- できればBluetoothでマルチペアリングしたい
マウスで5000円も出すと、かなりよいものが買えます。トラックボールにこだわったのは、マウスの滑りが悪いことがストレスだったからです。あと、手首が痛くなってきたので、負担軽減のためにもトラックボールを選びました。
選んだのは、LogicoolのM570。なんと約10年前に販売されたモデルです。
こちらはUSBレシーバーで接続するタイプです。ただ、トラックボールの最高峰とよばれ、評判がよいことが決め手でした。
ページを戻る進むもマウスでおこなえ、膝や布団の上などマウスが滑らない場所でも利用できます。思っていた以上に快適です。
ちなみに、最近発売された新モデル575はBluetooth・USBレシーバー両方対応しています。マルチペアリングも可能です。
マウスが大きいので、手が小さい人は操作がしにくい可能性があるので、実物を見て購入することをおすすめします。女性の私でもぴったりフィットするので、ほとんどの人は大丈夫かと思います。
【Webライターの必須アイテム④】ノートPCスタンド
Webライターは常にパソコンの画面を見続けます。デスクに置いたパソコンの画面を見ていると、視線が下がりストレートネックの原因になります。
そこでおすすめしたいのが、ノートPCパソコンスタンドです。
ノートPCの高さを調整でき、視線が上がることで首への負担を軽減します。高さを上げる場合は、外付けのキーボードが必要です。
高さではなく、角度を調節するタイプのスタンドもあります。
こちらは、ノートPCのキーボードを使用するときに使うとよいでしょう。
ポイント①調節できる高さや角度
ノートPCスタンドを選ぶときは、自分が使用したい高さに調節できるかを確認しましょう。
高さは変えられず、角度の調節しかできないタイプもあります。高さの上限、調節できる角度に注意して選びましょう。
ポイント②熱を逃がせる構造
ノートPCを置く部分の構造にも注意が必要です。ノートPCの背面から出る熱を逃がせる構造のスタンドを選ぶとよいでしょう。
画像のように、背面が大きく空いたタイプがおすすめです。
ポイント③脚の数
3つ目のポイントは、スタンドの脚の数です。脚が1本のスタンドの方が調節がしやすく、ぐらつきにくいのが特徴です。
脚が2本だと、それぞれの角度がそろわないと平行にならないので、1本脚よりも調節に手間がかかります。
WebライターにおすすめのノートPCスタンド
前述したポイントさえ確認すれば、見た目の好みで選んでかまいません。
私が購入したのはこちらのノートPCスタンドです。
最初は角度をつけるだけにして、ノートPCのキーボードを使っていました。でも、キーを打つ振動でノートPCが揺れるのが気になり、キーボードを購入したこともあって現在は少し上げて使用しています。
背面が大きく空いているので熱も逃げやすく、滑り止めのおかげでノートPCが落ちるようなことはありません。
角度をつけるだけのタイプなら、こちらがおすすめ。
持ち運べるように折り畳み式になっています。ノートPCだけでなく、タブレットにも使用可能です。
スタンドにファンがついたタイプもあります。
予算3万円でWebライターの作業環境を整えてみた
予算を3万円として、モニター・キーボード・マウス・スタンド・アームを購入しました。
それぞれポイントを使ったので、実質支払ったのは2万円弱(ポイント使用前は約3万円)でした。価格よりも使いやすさを重視したので、そこそこのお値段になってしまいましたね。
ここまで揃えなくても、仕事をするときに不便があるものだけ見直すのもよいと思います。
一番大事なのは道具を揃えることではなく、仕事の効率を上げられるかです。
今の環境でも十分であれば、無理に変える必要はありません。ただ、やりにくいなと思う点があれば、積極的に改善していくとストレスが減りますよ。