今まで中古品を売るときはネットオークション「ヤフオク」を利用してきました。
ただ、オークションという性質上、販売価格が変動するので使いにくさがあり…。
そこで、今年4月にフリマアプリ「メルカリ」に登録し、実際に不用品を売ってみたらヤフオクにはない手軽さが…。
ただ、どちらも良し悪しがあるのは事実。
そのため、このページではヤフオクとメルカリのどっちが使いやすいのか、手数料・発送方法などそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
このページはこんな人におすすめ
・中古品を売りたいけどどのサービスを使うか迷っている
・メルカリとヤフオクの違いを知りたい
・今までヤフオクだったけど、メルカリも気になる
ヤフオクとは?
ヤフオクとは、Yahoo!JAPANが提供しているインターネットオークションのサービス。
ヤフオクはオークション形式のため、出品者が設定した最低金額で商品が出品され、購入希望者が入札(任意の価格表示)をしてより高額の入札をした人が商品を落札できる仕組みです。
日数が設定されているので、最後までその商品を購入できるか分かりません。
ただし、「即決価格」出品されている場合は、その価格で入札した人が商品を購入できます。
欲しい商品をより安く購入できる可能性があるため、人気のサービスです。
メルカリとは?
メルカリとは、スマートフォン向けのフリマアプリです。
ヤフオクと同様に中古品や不用品をスマホを使って簡単に出品できる手軽さが人気のサービスです。
メルカリでは、出品者が設定した価格でのみ購入ができます。
ただし、出品者との値下げ交渉も可能です。
ヤフオクとメルカリの違い
では、ヤフオクとメルカリ、何が違うのでしょうか?
ここではヤフオクとメルカリの手数料や支払い方法、発送方法などの違いを解説します。
それぞれの手数料は?
ヤフオクもメルカリも、商品を購入するときの手数料はかかりません。
商品を出品する場合は、販売手数料がかかります。
メルカリの販売手数料は売り上げの10%。
1000円の商品が売れたら、売り上げ金額から100円が手数料として引かれるので、実質の利益は900円です。
一方、ヤフオクはヤフープレミアム会員だと販売手数料は8.64%、非会員だと10%です。
会員だと1000円の商品が売れたら手数料は86.4円。利益は約914円です。
ヤフープレミアム会員の月額会費は498円のため、月額約36800円以上の売り上げがある人は会員になった方が販売手数料がお得になります。
商品を購入したときの支払い方法は?
メルカリの支払い方法はメルペイを利用した支払い方法の他、クレジットカード払いやコンビニ払い、携帯各社の決済などが可能です。
ヤフオクの場合は、Yahoo!かんたん決済というシステムを導入しており、クレジットカードやYahoo!マネー、Tポイントでの支払いが可能です。
発送方法は?
まず送料ですが、メルカリ、ヤフオクともに、商品の送料を商品価格に含めるか、送料別かを設定することができます。
梱包を自分で行うことも双方同じです。
ヤフオクは自身で商品に相手の住所を記入してから発送します。
配達業者も出品者が自由に選ぶことができます。
一方、メルカリはお互いの住所を隠せる匿名配送というサービスも行っているので、住所を知られるリスクを避けることも可能です。
ただし、ヤフオクで可能な局留めはメルカリで禁止されているため、荷物を局留めできませんので注意が必要です。
売上金の振込方法は?
メルカリでの売上金を銀行口座に振り込んで欲しいときは振込申請が必要です。
その際に振込手数料200円がかかります。
ヤフオクの場合は、以前は落札の度に自動で落札額の振込がされていました。
しかし、最近振込方法が変更になり、振込申請しないと売上金の振込がされないことになりました。
それに伴い、今まで無料だった振込手数料が1回100円に変更になっています。
ヤフオクとメルカリ、実際の使い勝手は?
昔のヤフオク(当時はまだYahoo!オークションという名称でした)は、落札後のやりとりや入金はすべて落札者と出品者に任されていました。
商品の代金を振り込む口座をメッセージで送るという、今では考えられないセキュリティの甘さでした。笑
しかし、今ではシステムが誘導してくれるため、ほぼ自動で取引をすることができ、メッセージのやりとりはほとんど必要ありません。
商品の代金もYahoo!かんたん決済が導入されて、わざわざ入金を確認しに記帳しに行く、なんてことも必要なくなりました。
システムとしては、メルカリとほぼ同じですね。
ヤフオクはオークション形式のため、思いがけずに安く商品を手に入れることができる一方、オークション終了日まで時間がかかることと欲しい商品が購入できる保証がない点が欠点です。
一方、メルカリはメルペイでの支払いなど少し複雑な部分もありますが、オークションではないため、すぐに購入できるのが強みです。
匿名配送も導入しており、プライバシーにも配慮があるのもメリットですね。
私がヤフオクとメルカリを利用してみて感じたのは、メルカリはユーザーの年齢が若いのか割とラフな方が多いということです。
商品説明もほとんどなく、写真もイマイチ、なんて方もいらっしゃいます。
ヤフオクはユーザーの年齢が上がる分、丁寧な商品説明や梱包を期待できます。
取引に慣れている方が多い印象ですね。
本やDVD、CDなど少額の商品なら手軽なメルカリで購入したり売ったりするのが簡単ですが、高額商品を買うならヤフオクをおすすめします。
メルカリとヤフオクの違い まとめ
このページでは、ヤフオクとメルカリの違いについてまとめました。
もう一度おさらいしておきましょう。
メルカリとヤフオクの比較
メルカリ | ヤフオク | |
販売手数料 | 10% | 8.64%(プレミアム会員) 10%(非会員) |
振込手数料 | 200円 | 100円 |
支払い方法 | ・メルペイ ・コンビニ払い ・クレジットカード払い ・d払い ・auかんたん決済 ・ソフトバンクまとめて支払い ・ATM払い | ・PayPay ・クレジットカード払い ・インターネットバンキング ・ジャパンネット銀行支払い ・銀行振込 ・コンビニ払い ・Tポイント |
匿名配送 | あり | なし |
比べると、どちらが特別お得ということはなさそうです。
実際に使ってみると、システムの使い勝手もほぼ互角。
ヤフオクは少し硬いイメージですが、メルカリは手軽な感じ。
また、ヤフオクはオークションなので商品の購入までに時間がかかり、メルカリはすぐに購入が可能です。
自分の目的や欲しい商品の有無で、両方を上手く利用するのをおすすめします。
特に、メルカリは商品の購入に使えるポイントがもらえるキャンペーンがあったり、お得なクーポンがもらえるので、登録だけでもしておくと良いでしょう。